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ＣＤ・ＤＶＤショップ「タワーレコード」は２日、「０９年タワーレコード年間ベストセラーチャート」を発表した。話題とセールスで活躍した０９年を代表する「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」には、９月にリマスター盤が発売された英国の４人組「ビートルズ」が選ばれた。年間ベストセラーチャートの邦楽１位はアイドルグループ「嵐」のアルバム「Ａｌｌ　ｔｈｅ　ＢＥＳＴ！　１９９９－２００９」、洋楽１位は米国のパンクバンド「Ｇｒｅｅｎ　Ｄａｙ」の「２１ｓｔ　Ｃｅｎｔｕｒｙ　Ｂｒｅａｋｄｏｗｎ」だった。

ランキングは０９年１～１１月、全店での売り上げをジャンル別に集計。「嵐」は、ベストセラーの邦楽１位だけでなく、メンバーの櫻井翔さんが主演した映画「ヤッターマン」の主題歌「Ｂｅｌｉｅｖｅ」を収めた「Ｂｅｌｉｅｖｅ／曇りのち、快晴」がＪポップのシングルで１位に、０８年９月に初めて国立霞ケ丘競技場（東京都新宿区）で開いたライブの様子と舞台裏などをまとめた「ＡＲＡＳＨＩ　ＡＲＯＵＮＤ　ＡＳＩＡ　２００８　ｉｎ　ＴＯＫＹＯ」がＤＶＤ部門で１位になり、３部門でトップに輝いた。

ビジュアル系部門は「シド」の「ｈｉｋａｒｉ」が、サウンドトラック部門ではスウェーデンの音楽グループ「ＡＢＢＡ」の曲をベースにした映画「マンマ・ミーア！！」のサントラ盤が１位に。アジア部門では、「東方神起」のアルバム「Ｍｉｒｏｔｉｃ」（韓国盤）が獲得した。

　また、国内クラシック部門は、６月に米テキサス州で開かれた「第１３回バン・クライバーン国際ピアノコンクール」で日本人初優勝を果たした全盲のピアニスト、辻井伸行さんの「ｄｅｂｕｔ」がトップだった。

　映像部門では、洋画部門が映画版「ＳＥＸ　ａｎｄ　ｔｈｅ　ＣＩＴＹ」、邦画部門は「クローズＺＥＲＯ２」、お笑い部門は「人志松本のすべらない話」、キッズ・アニメ部門は「崖の上のポニョ」がそれぞれ１位だった。【西村綾乃】

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