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「あと年賀はがきを20枚下さい」
今月上旬からこんなCMが流れている。出演しているのは「嵐」の桜井翔(26)。桜井は引っ張りだこの人気者だが、このCMへの起用は大いに疑問。ポイントは桜井の父親の存在だ。
桜井の父親・俊氏は今年7月の人事で総務省の広報担当の官房総括審議官から総合通信基盤局長に出世し、将来の次官とウワサされる大物。年賀はがきを発売している日本郵便は総務省が監督官庁で、郵政民営化前は俊氏が担当している通信関連事業も郵政事業も郵政省の事業だった。
俊氏にとって、いわば“身内”の事業のCMに息子が起用されたことになる。仮に起用は問題がないとしても、まっとうなら李下に冠を正さずで、関係者も翔をCMに起用しないのではないか。
日本郵便・渉外広報部では前回は同じ「嵐」の二宮和也を起用したと前置きして、「今回もターゲットの若者層をはじめ幅広い年齢層を訴求するタレント候補を検討した結果、『嵐』のメンバーである桜井翔さんの起用になった」という。
だが、当然、手厳しい批判がある。
「欧州諸国ならこういうことに厳しいし、従来の日本的なたしなみからいうと、こんな露骨なことをしないのが普通。頼む方も頼む方なら、引き受ける方も引き受ける方です」(放送ジャーナリスト)
桜井のCMを見てシラケる人が増えるかも。
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